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桃山〜江戸初期、古唐津奥高麗手の撫四方向付です。

ドライタッチな土味、高台内の割れるように入るちりめんじわ、高台内できる窯疵の入り方からおそらく岸岳系山瀬窯の産ではないかと推測しています。

山瀬窯の斑唐津はある程度の数を見ることができますが、このような無地の向付は私自身初見でした。

見込全体が美しい枇杷色を呈し、奥高麗手といってもよいものと思います。

発掘物で土中によるカセが特に裏側が顕著ですが、使用によってだいぶ落ち着いてきています。

まだあまり使っていませんので、さらに使用することでツヤのある肌に育つかと思います。

カセはあるもののそれ以外は無疵のグッドコンディション。

普段から食卓でご使用いただくのにも、独酌の肴を盛る器としても映える向付です。

口径12〜13cm
高さ3.7〜4.5cm

無疵

箱なし

落札価格が予想を遥かに下回りそうな場合は、終了直前に出品取り消しする場合がありますので、その際はご容赦ください。（2023年 6月7日 17時 55分 追加）



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